「ふんわり」と、飲めるお酒とおつまみ
わたしの家飲みスタイル蔵よし有楽町店 女将
佐藤 裕子
今回のテーマは「ふんわり飲めるお酒とおつまみ」という事で、優しい味わいのお酒とおつまみで飲みたいと思います。ふんわりしているお酒、、、でふと思い浮かんだのがこちら。
「二才の醸 純米吟醸」です。柔らかさを感じつつ米の旨味と甘味があって飲みやすいんです。飲み疲れしなさそうな優しい味わいで洋ナシみたいなフルーティーな香りがします。香りがきつくなくて優しいところも良いです。
ちなみにお酒の名前は「にさいのかもし」と読みます。20代のメンバーで造った日本酒で、ラベルの裏にはメンバー名が書いてありました。表のラベルは酒造りに参加した20代のメンバーたちが自分のイメージカラーを水彩絵の具で塗ったものをもとにデザインしたのだそうです。
二才の醸に合わせるおつまみは
さあて、このお酒に何を合わせよう。ふんわりしたお酒のイメージに寄り添うようなものにしたくて、今日は「小松菜と卵いため」を作ることにしました。卵のふわっとした食感と出汁の優しい味で飲みたいと思います。
卵をいかにふんわり仕上げるかが今日のポイントですね!卵は良く溶いてから、白だし、水、片栗粉を混ぜた調味料を入れてさらに良く混ぜておきます。こうすると卵がふわっとなりやすいんですよ。香ばしい感じもあったら良いなと思ってちりめんじゃこを追加することに。ごま油でカリっと炒めてから小松菜を入れます。卵は別に炒めておきましたが、最後に入れて卵とじ風にしても良かったかも。
味付けは卵に入れた白だしと塩、胡椒でシンプルかつ薄味で素材の味わいを感じられるようにしてみました。菜の花や春キャベツで作っても良さそうです。
卵がホワっとした食感。白だしで味付けした卵に、お酒の旨味と甘味が加わります。お酒のふくよかさや甘味が卵の味があることで良い具合にまとまって、口の中で一品完成、みたいな。ちりめんじゃこが出汁の役割をしていて、噛みしめていると旨味が出てきます。お酒が常温になると味に深みが増してくるので、そのタイミングで少し醤油を足しても良いなと思いました。
このおつまみの場合、合わせるお酒がもっと辛口とかキレのあるものだった場合は、黒胡椒とか山椒などのスパイスを効かせると良いですね。お酒と料理の味の雰囲気を合わせてみるっていうのは色々応用できそう!
ぜひ、試してみて下さいね!
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蔵よし有楽町店 女将
佐藤 裕子
日本酒バー「蔵よし有楽町店」女将。
趣味は飲み歩きとマラソン。日本酒の美味しさや楽しみ方をたくさんの人に伝えたいと思い、昨年は酒蔵巡りバスツアーや日本酒イベントの開催、お店のオリジナル日本酒の開発など実施しています。
銀行員時代には仕事の疲れをお酒を飲んでリセットしていたので、お店ではお客様... もっとみる
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