甘くない梅酒【BENICHU】(ベニチュウ) で簡単おもてなし料理②

わたしの家飲みスタイル 今夜のおつまみ
甘くない梅酒【BENICHU】(ベニチュウ) で簡単おもてなし料理②
五十嵐 美雪

料理人

五十嵐 美雪

【BENICHU】を使った料理の第二弾

前回benichuでゼリーを作り、豚しゃぶサラダに合わせてみました。

今回、超簡単料理なのにとっても美味しいデーツのBENICHU漬けを提案したいと思います。

ここまで香りが強いのに甘くない梅酒はなかなかないので、料理として使うにはとても重宝します。デーツ自体がかなり甘いので、これ以上加糖しなくていいのは重要なポイントになります。

今回は最も合うデーツをご紹介しますが、レーズン、イチジク、アプリコットなど他のドライフルーツでもお試しください。ドライトマトや干し芋なんかも面白いと思います。

デーツのBENICHU漬け

とても手軽なのにBENICHUの良さをしっかり堪能できて汎用性も高い一品です。そのままでも美味しくいただけますし、ブルーチーズや熟成の進んだコンテやパルミジャーノなどの相性も抜群です。自由自在にアレンジしてください。

簡単すぎますが、作り方は動画をご覧ください。

煮切ったものと原液を割っていますが、原液だけだとアルコール分が強すぎてデーツとの相乗効果が薄れてしまうので、アルコールを飛ばしたものと1:1にしています。

半日以降から食べられます。2日以上漬けるとデーツが柔らかくなりすぎるので注意してください。

デーツのBENICHU漬け アレンジいろいろ

最もおすすめなのがブルーチーズとのマリアージュ。

ブルーチーズにも色々種類がありますが、ゴルゴンゾーラのドルチェ(“甘い”という意味。“塩辛い”という意味のピカンテと区別されます。)がスーパーでも手に入りやすくていいと思います。

チーズ屋さんに行くのがお好きな方ならフルム・ダンベールも是非お試しください。

次におすすめなのが、24ヶ月熟成のコンテや、パルミジャーノ。旨味の強いものがおすすめです。中がトロッとした、しっかり熟成した白カビも合います。ウォッシュタイプは、合わせるのが難しいように感じました。

ナッツ系では、アーモンドが最も合いました。定番のクルミも良いですが、アーモンドに軍配が上がります。

しっかりとしたコクと個性のある松の実もおすすめです。

漬かりすぎて柔らかくなりすぎたら、水分を切って刻み、室温に戻して柔らかくしたバターやクリームチーズに混ぜ込んでパンやクラッカーのお供にしてお酒を楽しんでも良いと思います。

デザートほどじゃないけれど、ちょっと甘みが欲しい時に大活躍です。

いろんなお酒とのマリアージュを発見して

BENICHUデーツがあれば、「これが合うかな?あっちはどうだろう?」と、チーズひとつ、ナッツひとつとってもいろんなマリアージュを模索でき、酒飲み仲間とああでもないこうでもない、と言いながら過ごす時間は何とも変えがたい美味しい時間になることでしょう。

さらに、その発見した自分好みの味に「どのお酒が合うかな?」とやれば無限大に楽しめます。

自分のベストマリアージュを是非、発見してください。

ワインだけでなく、キレのある日本酒も合うと思います。

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純米吟醸 「超久」2015(27BY)

https://ienomi.tokyo/column/benichu2/

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WRITERこの記事を書いた人

五十嵐 美雪

料理人

五十嵐 美雪

福井県出身。大学卒業後、日本文化を深化させたく5年半京都で懐石料理の修行を積む。
東京に移り、ミシュラン一つ星イタリアンレストラン“ラッセ”で3年間経験。同店で副料理長の役職を得る。
現在一児の母として「心と身体が健康になる料理」を理念に“五臓和合の膳”を献立づくりの軸に置き、出張料理や茶懐... もっとみる