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1897年創業の阿武の鶴酒造。1983年より約30年の閉業期間を経て2017年、6代目の三好隆太郎さんの尽力により復活しました。山々に囲まれた長閑な港町である阿武町において、その景観を体現するような優しく美しい日本酒を製造しています。

『三好 九十の黒 古代の辛口』は、阿武の鶴酒造が手掛ける、超低精米の純米酒。
特別でチャレンジングなお酒です。

精米60%以下の（純米）吟醸酒が一般的となっている中、お米をほとんど削らない90%精米。
私たちが普段口にしているお米よりも、玄米に近い精米でお酒が造られています。

玄米に近い超精米のお酒となると、お米の品質は重要です。
酒米には“酒米の王様”山田錦を100%使用し、更に濾過をしないことでお米の個性を残しています。

あまり精米しないんだから製造は楽なのかというと、全然そんなことはありません。

低精米の日本酒は雑味が残りやすく、お米が溶けにくく、雑菌の繁殖リスクも高いなど難しい醸造となります。

「三好 九十の黒 古代の辛口」では、その困難な醸造を技と情熱で見事にやり遂げ、お米の旨味を活かして雑味を取り除いた、旨味ある辛口のお酒に見事に仕上げています。

様々な蔵を渡り歩いた蔵元杜氏、三好隆太郎さんの技がなせる、驚きの味わいです。

冷やしても、熱燗など温めても美味しくいただけます。

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