【初しぼり】酒蔵のヌーボー?日本酒の初しぼりを解説!
日本酒を知ろう!エディター
家飲み編集部
●初しぼり
12月から1月にかけて、日本酒業界では「初しぼり」が続々登場します。
初しぼりとは、新米を使い、その酒造年度に、その蔵で初めてしぼられた日本酒のこと。
日本酒は秋口からお酒を造り始めるので、冬にその第1弾が出荷されます。
商品名や、型ラベルに「初しぼり」と書いてあったら、それが第1弾、初しぼりです。
各ブランドの、ある種象徴的な商品。好きな酒蔵があるなら押さえておきたい冬のお酒です。
●そもそも「しぼり」って?
日本酒には「しぼり」という工程が必ず入ります。
「しぼり」は、もろみをしぼり、お酒と酒粕を分ける工程。
しぼらなかった場合には清酒ではなく「その他醸造酒」というカテゴリーに入り、日本酒は名乗れません。
どぶろくがその一例です。
逆に言うと、どぶろくは酒粕入りの清酒、ということです。
●「初しぼり?」「しぼりたて?」
日本酒には、「初しぼり」に似た表記も存在します。
それが「新酒」「しぼりたて」といったものです。
どれも何かが新しいんだなということは分かりますが、ふわっと理解している方も多いと思います。
その定義は下のような感じです。
「新酒」というのは意味が広く、冬から春先に出るのは「新米新酒」とも呼ばれます。
初しぼりはその中でも狭義の新酒と言えます。
「しぼりたて」は、全館冷房設備のある酒蔵などでは夏頃に出ることもありますね。
●初しぼりの日本酒商品
それでは、初しぼりの日本酒をご紹介します!
【富久長 初しぼり】
広島の今田酒造本店がリリースする初しぼり。
八反錦の新米を使用した柔らかくジューシーな日本酒。
【龍勢 初しぼり】
2021年は見送られた龍勢の初しぼり。
フルーティーで濃醇なお酒です。
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家飲み編集部
お酒が大好きなライター、アーティスト、編集者、イベンター、フードジャーナリスト、リカーショップスタッフなどなど、お酒を愛して止まない「イエノミスタ」が結成した「家飲み編集部」。それぞれの家飲みの風景や、お酒のセレクト、おつまりレシピなどをご紹介します!... もっとみる
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