秋の夜長は”ひやおろし”「淡墨桜」で家飲み。
今夜のおつまみエディター
家飲み編集部
ひやおろしの語源は「冷や」のまま「卸す」こと。
冬に造ったお酒を劣化しないように春先に火入れ(加熱殺菌)して夏の間保存しておいて、外気と貯蔵庫の温度が同じくらいになる季節に二度目の加熱をしないで出荷されるお酒をひやおろしと言います。「冷や」のまま「卸す」から「ひやおろし」。「冷たくして飲むお酒」ではないですよ。
今日は冷酒で良し、お燗で良しの岐阜県白木恒助商店の限定酒「淡墨桜 純米酒 ひやおろし」でお家飲み。
たこの韓国風カルパッチョ×お燗
お刺身用のたこにコチュジャンと醤油、酢、ごま油のタレをかけてカルパッチョにしました。たこはなるべく薄く削ぐように切ってお花のように盛り付けるときれいです。淡墨桜の落ち着いた旨味とたこの旨味が良い感じにマッチします。
このお酒は落ち着いた旨味があって、かつ原酒で濃いめの味わいだったのでコチュジャンの辛さがあってもお酒が負けない、お酒とお料理の両方が引き立つペアリングになりました。
冷酒や常温でももちろん良かったけれど、お燗にするとお酒の香りとごま油の香ばしい香りが鼻に抜けて幸せな気分になりました。
柿のクリームチーズあえ×冷酒
まぜるだけの簡単おつまみです。ひと手間加えてクリームチーズにさしみ醤油(甘めのお醤油)を混ぜてから、柿と和えました。
こちらは冷たいお酒で。柿のやさしい甘さとクリームチーズ醤油の甘じょっぱさをお酒が引き立ててくれるペアリングになりました。ひやおろしには柿やアンズ、レーズンみたいなフルーツが合うと思います。柿の皮をお皿代わりにしました。食べる直前まで冷蔵庫に入れておくと形がきれいに保てますよ。
「淡墨桜」はこんなお酒
岐阜県の蔵の地元、三輪で収穫されてたハツシモを使った純米酒です。ハツシモを使うと味わいの深い、どっしりとした純米酒になるそうです。冷やしても、常温でもお燗でも楽しめるお酒、ぜひ色々な温度で楽しんでみて下さいね。
アルコール分 18度以上19度未満
《淡墨桜》淡墨桜は岐阜を代表する銘木で、日本三大桜にも選ばれた樹齢1500年以上のエドヒガン桜。散り際に花が淡墨色になると言われており、その美しさから淡墨桜と呼ばれています。
今回は淡墨桜のように存在感のあるお酒の紹介でした!
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お酒が大好きなライター、アーティスト、編集者、イベンター、フードジャーナリスト、リカーショップスタッフなどなど、お酒を愛して止まない「イエノミスタ」が結成した「家飲み編集部」。それぞれの家飲みの風景や、お酒のセレクト、おつまりレシピなどをご紹介します!... もっとみる
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