エディター
家飲み編集部
突然ですが、日本酒の味わいに4つの分類があることはご存じですか?
日本酒に詳しい方なら常識かもしれませんが、
普段日本酒を飲まれない方は、そもそも日本酒に色々な味があることすら知らないかもしれません。
日本酒は原材料や製造過程の違いで味わいが大きく変化し、
その味わいによって人の好み、飲み方、料理との相性などが変わります。
そこで「SSI」という団体が、日本酒の香味を4つに分類した指標を開発しました。
これは日本酒業界では有名であり、とても便利なものです!
ということで今回は、
SSIによる日本酒の香味の分類に関してと、
その4つの味わいが一度に楽しめる商品をご紹介します。
●SSI
「日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)」
は、日本酒に関する様々な活動をしている団体です。
全国及び海外でもセミナーを開催し、唎酒師・酒匠・日本酒検定などの資格を発行している、お酒のプロフェッショナル集団でもあります。
日本酒の4つの分類「爽酒・薫酒・醇酒・熟酒」の概念を設定した張本人である他、日本酒の教科書とも言われる「日本酒の基」も発行し、日本酒界に大きな影響を与えています。
●日本酒4つの味わい
その4タイプの味わいは「日本酒の香味特性別分類」とも呼ばれます。
爽酒(そうしゅ)、薫酒(くんしゅ)、醇酒(じゅんしゅ)、熟酒(じゅくしゅ)
に分かれ、日本酒の基本的な味わいの軸を形成しています。
爽酒:風味すっきり、軽快で爽やかなお酒。辛口のお酒も多い。
薫酒:香り高いお酒。華やかでフルーティー。飲みやすいものが多い。
醇酒:濃醇でコクのあるお酒。お米の旨味を感じる。燗酒も美味しい。
熟酒:主に3年以上熟成したお酒。最も濃厚で、複雑。コクがあり独特。
こういったマトリクス表は、お酒を紹介するサイトにも度々出てきますね。
これを知っておくと、webで買うときも味わいがなんとなく想像できます!
●分類を知っておくと何がいい?
これらの基本軸を知ることによって、今後出会う日本酒をより明確に理解することができます。
理解が深まると、飲み方のアレンジや、お料理とのペアリングも容易になりますよね。
【一例】
薫酒:カプレーゼや淡白な刺身など
爽酒:蕎麦や唐揚げなど
醇酒:ステーキや鍋料理など
熟酒:角煮やスイーツにも
※組み合わせは無数にあるので調べてみてください☆
また、自分用でもプレゼント用でも、お酒選びの時に失敗することが少なくなると思いますよ。
ということで、実際に4種類のお酒を飲み比べてみましょう。
……とはいえ、それ、どうやって揃えるの?
という方もいると思います。(私もそうです)
そこで、それらの問題を一挙に解決する商品をご紹介します!
●「多酒多様」
多酒多様は、味わいの異なる4本の日本酒セットです。
SSIが香味保証!
「爽酒」「薫酒」「醇酒」「熟酒」を、一度に体験できるBOXセットです。
開発にあたっては、全国の地酒蔵からそれぞれに適した4蔵を厳選し、お酒の製造を依頼しました。
●「多酒多様」の参加酒蔵
多酒多様の4本セットは、1本ずつ4つの酒蔵さんが製造しています。
爽 — 一宮酒造(島根県)
島根県で「石見銀山」などを製造する一宮酒造さん。蔵元の娘「浅野理可」さんは女性杜氏であり、夫婦で酒造りを行っています。
爽やかでキレのあるお酒を得意としており、全国新酒鑑評会でも金賞を獲得しています。
薫— 菊池酒造(岡山県)
岡山県で「燦然」などを製造する菊池酒造さん。酒造りの期間は蔵でクラシック音楽を流しているのが特徴です。
華やかで雑味のないお酒を得意としており、リピーターの多い酒蔵さんです。
醇 — 北島酒造(滋賀県)
滋賀県で「御代栄」などを製造する北島酒造さん。温故知新の精神で、伝統の「御代栄」、革新の「北島」という両ブランドを展開。
伝統的な技術と手間を要する「生酛造り」も得意としています。
熟 — 白木常助商店(岐阜県)
岐阜県で「達磨正宗」などを製造する白木常助商店さん。日本酒古酒を主に製造している、日本でも希少な酒蔵です。
その熟成酒はコク深く、美しく熟成されることで有名です。
以上の4蔵による渾身の日本酒。
全く異なる4種類の味わい飲み比べることができます。
●ラベルについて
この4つのお酒の特徴を視覚的に表現したラベルを手掛けたのは、
アーティストの古河原泉さん。
独自の色彩は多方面で評価されており、近年はSNSでも評判となっています。
(https://www.instagram.com/izumi_kogahara/)
多酒多様では、素敵なデザインが四角い瓶に施されています。
一見して日本酒のセットには見えないビジュアル。
プレゼントにも良さそうですね☆
●多酒多様の購入
商品のご購入はこちらから
WRITERこの記事を書いた人
エディター
家飲み編集部
お酒が大好きなライター、アーティスト、編集者、イベンター、フードジャーナリスト、リカーショップスタッフなどなど、お酒を愛して止まない「イエノミスタ」が結成した「家飲み編集部」。それぞれの家飲みの風景や、お酒のセレクト、おつまりレシピなどをご紹介します!... もっとみる
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