《2025年のお花見を目いっぱい楽しむ!》歴史&お酒のおすすめ【お花見と、日本酒】

わたしの家飲みスタイル 日本酒を知ろう!
《2025年のお花見を目いっぱい楽しむ!》歴史&お酒のおすすめ【お花見と、日本酒】
家飲み編集部

エディター

家飲み編集部

—–2025/3/25 更新

春の大きな行事と言えば、『お花見』

お花見とは、単なる飲み会…と捉えている方もいると思いますが、日本に古くからある伝統行事で、そこには多くの歴史や意味合いが存在します。

まず、花を観賞しながらお酒を飲む行事自体が、世界的にも珍しい文化。
外でお酒を飲むこと自体が禁止の国も多い中、
大人たちが屋外で大っぴらにお酒を飲むことのできるイベントは日本ならでは!

こんな、ちょっと変で、とても風流なお花見について…

お花見とは切っても切り離せない「日本酒」との関係も含め、
《2025年のお花見を目いっぱい楽しむために!》
歴史やオススメ商品をご紹介します。

お花見の歴史

まず、お花見を楽しむにはその成り立ちを知る必要があります(ないかも)。

お花見の起源は奈良時代、“貴族が梅の花を観賞する雅な行事であったと言われています。
中国から伝わったという説もあります。

その後、梅の鑑賞だったものが桜へと変化。平安人の好みに合わせて発展したと考えられます。

武士が地位を得た鎌倉時代には武士階級にその文化が浸透し、戦国時代には現在のお花見スタイルに近いものが誕生しました。
そして江戸時代には、さらに庶民にまでが楽しむ行事となりました。

節制のイメージが強い江戸でこのような行事が許された一つの要因には、人口の多い江戸で働く庶民たちに郊外へ足を向けさせ、お花とお酒で日ごろのストレスを解消させる意味合いもあったそうです。

日本中に植えられた桜

桜は「華やかさ」と「儚さ」を併せ持ち、古くから日本人の琴線に触れる花でした。

公園など人の集まる場所には積極的に植えられていますし、学校や神社仏閣にも見られます。精神美や潔さの象徴としても愛されています。

また、川沿いにも桜がたくさん植えられています。
これは江戸時代、桜の根と、そこに集まる人々により地固めを行い、河川の決壊を防ぐという意味合いがあったそうです。
こういった様々な要素が集まり、現在のようなお花見文化が根付きました。

よく「病気にかかりやすく寿命が短い」と言われる桜の木ですが、最も短いソメイヨシノでも、メンテナンスをすれば百年以上生きます。
他の品種では樹齢1000年以上の桜も現存しており、今も全国各地で美しく咲き誇っています。

美しい桜の下では、その樹木の歴史も感じながら雰囲気に浸りたいものです。

【淡墨長寿桜 ピッチピチ生原酒】

岐阜県にある根尾谷淡墨桜の名を冠したお酒。
根尾谷淡墨桜は国の天然記念物で、樹齢は1500年です。

お花見と日本酒

日本のトラディショナルな行事である「お花見」
そこで愛されるお酒も、古くから日本伝統のお酒である日本酒が用いられてきました。

現代は勿論ビールやシャンパン、ワインなど、様々なお酒が簡単に手に入るため、お花見の席にも洋酒がたくさん並びます。
それでもやっぱり、どこか「花見=日本酒」というイメージは外せません。

日本酒を嗜みながらのお花見には、他の酒類ではなかなか感じにくい「風流」「粋」という感覚が芽生えます。
また、日本酒は常温でも美味しく飲めるのが特徴。
氷の詰まったクーラーボックス、また割るための炭酸や飲み物が無い場合でも美味しく楽しめます。

もし、この美しい透明のお酒に花びらが乗ったら最高ですよね。
やはり日本酒はお花見向きのお酒と言えるでしょう。

屋内での楽しみ方

しかし数年前には、感染症の流行から、お花見を自重する動きがありました。
その流れで、今もお花見を室内で楽しむ方が増えています。

飲食店ではお花見を意識した内装や、期間限定のメニューが登場。
お家で集まって、またはオンラインで仲間と飲む方も増えました。

お部屋ではお花見感を出すため、桜をモチーフとした「お酒」や「酒器」、最近では「桜のミニ盆栽」も人気に。
また、桜のカクテルを自作したり、桜の塩漬けなどを使用したお菓子を作るのも、楽しみ方の1つとして定着しました。

お一人で過ごす場合「桜の商品を揃えても寂しいだけ…」と思う方もいるかもしれません。
しかしSNS投稿や配信で見栄えがしますし、良い反応がもらえるはずです。
雰囲気だけでも揃えられたら、ささやかな息抜きになるのではないでしょうか。

桜のお酒や酒器は様々なお店でも売っていますし、通販などでも売っています。
ぜひ探してみてください。

編集部おすすめのお酒

※随時ラインナップを更新しています

それでは、お花見にピッタリのお酒をいくつかご紹介します!

【天美 純米吟醸 うすにごり (桃天)】

人気の長州酒造が春にかけて発売するお酒です。
甘みと複雑味が共存する絶品のお酒は、毎年完売の限定酒です。

【大嶺 SAKURA CUP 100ml】

甘やかで旨味たっぷり、適度な酸味とほろにがでおつまみにも合う、小さくて持ち運び便利、飲み切りで衛生的。
そんな「お花見適正がスゴイ!」人気のカップ酒です。

【農口尚彦研究所 春のしぼりたて】
石川県の農口尚彦研究所。伝説の造り手、農口尚彦さんの酒蔵です。
しぼりたてでとてもフレッシュ。お料理と飲みたい濃醇な春酒。

【みよしのの桜梅酒】
梅酒からもご紹介。
オリジナルの桜シロップを使用した特別な梅酒。
ラベルがSNSでも大反響の一本です。

【草譯(くさわけ) 陽(ひなた)】

お酒が飲めなくても、お酒のようにノンアルを楽しめる一本。
お花見の場、リッチで鮮やか、ボタニカルな香りを楽しめます。
日本酒の割り材としても使えます。

他、たくさんの春酒が揃う通販をご紹介!
お酒/酒器の特集ページもあります。

まとめ

2025年
まだまだ混沌とした世の中は続きますが、そんな時代にこそお花見は必要とされ、誕生した文化です。
節度を持って満喫すれば、お花見を通じて得られるものは必ずあるはずです。

ということで、これまで縁のなかった方も、今年のお花見は美味しい日本酒やお酒で楽しんでみてください♪

https://ienomi.tokyo/column/hanami_sake/

WRITERこの記事を書いた人

家飲み編集部

エディター

家飲み編集部

お酒が大好きなライター、アーティスト、編集者、イベンター、フードジャーナリスト、リカーショップスタッフなどなど、お酒を愛して止まない「イエノミスタ」が結成した「家飲み編集部」。それぞれの家飲みの風景や、お酒のセレクト、おつまりレシピなどをご紹介します!... もっとみる