エディター
家飲み編集部
近年、飲酒する人口が減少傾向にあるなか、
低アルコール・微アルコールのお酒が注目を集めています。
また、ノンアルコールのお酒風飲料も次々に登場しています。
社会的な健康志向への意識変化や、酔い過ぎない楽しいお酒の飲み方が浸透。
低アルやノンアルも世界的なトレンドとなっていますね。
2020年以降のコロナ禍では、元々減少傾向だった職場などでの飲みの席がグンと減りました。
これは直接的な「居酒屋で飲む層」の飲酒離れにつながり、家飲み需要は増えましたが、酒類業界に少なくない影響を与えました。
そんな折、台頭したのが、微アル・低アルのお酒です。
コロナ以降、回復傾向にある飲食、または酒類の業界に合っても、微アル、低アル需要は伸び続けています。
さらに最近では、ノンアルコールで飲酒の満足感を疑似体験できるような商品も充実。スーパーにも並んでいますね。
ということで今回は、日本酒やワイン、ビール、カクテルなどで注目を集める
低アル・微アル・ノンアル
についてお話します!
●お酒のアルコール度数
お酒のアルコール度数は様々。
1度から96度くらいまで、あるっちゃあります。
スーパーで売っているような一般的な物のなかでは「蒸留酒」と言われるものが最も高く、だいたい37度~48度くらいまでが揃っています。
蒸留酒の中では比較的度数の低いのが焼酎で、25度くらいの商品が多数です。
次に「醸造酒」
醸造酒でなじみ深いのは、ビール、日本酒、ワインなどです。
そんな醸造酒の中でも度数の高いのが「日本酒」
アルコール分はだいたい14度~18度くらいが一般的です。
ワインの場合は、だいたい10~15度くらい。
ビールや発泡酒が4~6度。
このように醸造酒の中でもアルコール度数の高い日本酒は、その工程の複雑さもあって
《日本酒のアルコール度数は世界に誇れる職人技の結晶》
と言われています。
しかしそんな伝統の技も、お酒に強くない方にとっては敬遠してしまう理由に…。
●自分で低アルのお酒をつくろう!
低アルの基本は、自分でお酒を作る所からでしょうか。
作ると言っても、割るだけOK。
まず、割ることによるアルコールの計算をしてみましょう。
例えば「10度のお酒100ml」を「水100ml」で割ったら「5度のお酒200ml」が出来ます。
25度の焼酎50mlをノンアル200mlで割れば5度
40度のウイスキー30mlも、ノンアル200mlで割れば5.2度です。
一般的にジントニックのレシピは、トニック:ジンで3:1~4:1
4:1で考えると、ジンを40度としたときにはアルコール度数は8度になります。
※氷や柑橘のフルーツなどを投入した場合にはまたわずかにアルコール度数は下がります
単純計算で、ジンの量を半分にすればアルコール度数は4度以下となり、低アルカクテルと言えるようになります。
ただし、低アルになるにつれ、比例してお酒の満足感が減ってしまうのも事実です。
●満足感のる低アル・ノンアルを飲みたい
満足感に不安のある低アルコール・ノンアルコールですが、より満足感を追求した商品も充実してきています。
【GINNIE(ジニー)】
低アル・ノンアルコールでカクテルを楽しみたい方にピッタリな商品が、ノンアルコールジンの『GINNIE(ジニー)』です。
蒸留にスピリッツを使用せず、ジンの王道ボタニカルを特別な方法で抽出。
通常の約2倍量のボタニカルを使い、ノンアルながら芳醇な香りに包まれます。
これをジンの代わりに使用すればノンアルカクテル(モクテル)に。
ジンと併用すれば低アルのカクテルを作る素材になります。
また、姉妹商品のコーディアルで割れば、それだけで上質なフレーバーと甘味が楽しめるノンアルカクテルが出来上がります。
ノンアル・低アルを求める方にとって選択肢の大きく広がる商品です。
【草譯・陽(くさわけ・ひなた)】
某有名レストランにも採用されたボタニカルシロップが、この草譯と陽です。
ジン専門のBARを運営していた野村さんがコロナ禍に開発したこのボタニカルシロップは、香りの満足感を追求。
丁寧に整えられたボタニカル材料は、シンプルな炭酸割りで魅力的な香味を醸し出します。
また同時に、様々なお酒と割ってカクテルにすることも出きます。
どれも整えられて層になった香りが満足感を与えます。
ボトルも美しく、ギフト需要も高い商品です。
●低アルコールの日本酒 / ワイン
自分で作るのではなく、市販のお酒にもたくさんの低アル・ノンアル商品があります。
ビールは有名で品揃えも豊かですが、日本酒やワインにもそのような商品はあるのでしょうか?
こたえはもちろん「あります」
しかも全体的に見て「甘口」のお酒が多く、普段あまり飲酒をしない方にとって飲みやすいという利点もあります。
「アルコールの味やにおいが少し苦手」という方にもおすすめです。
低アルコールの定義はお酒によってことなり、決まった数値はありません。
だいたい、以下のようなイメージで捉えられています。
- 日本酒=12度以下
- ワイン=10度以下
- ビール=3度以下
リキュールはアルコール度数の幅が広く定義が難しいのですが、
一般的には5度前後であれば低アルコールと言えそうです。
●低アルの日本酒が飲みたい!
中でも、低アルコールの日本酒を見つけるのは少し手間がかかるかもしれません。
日本酒は他の醸造酒に比べてアルコール度数が高く、スーパーやコンビニでの品揃えも豊富とは言えません。
酒屋さんに通ってお目当ての物 を見つけるのは大変だと思います。
そこで、低アル日本酒の特徴をおさえておきましょう。
日本酒選び、また、他のワインやリキュールに関しても、低アルコールの特徴を知っておくと楽になります。
1.スパークリング
スパークリングはカジュアルで、ワインも日本酒も様々な品があります。
味わいは甘口が多いものの、辛口もあります。飲みやすさも求められるので、特に日本酒は低アルコールの商品が多くある印象です。
2.甘口のお酒
日本酒もワインも、糖分を酵母の働きによってアルコールに変えることでお酒となります。
つまり、限界まで酵母が働き続けると「甘みが減り、アルコールが強くなる」という原理となります。逆に、途中で酵母の働きを抑えると「甘口で低アルのお酒」になりやすいのです。
もちろん複雑な要素が様々絡み合うので一概には言えませんが、糖分やスピリッツを添加していない甘口のお酒が低アルコールの可能性は高くなります。
3.どぶろく
どぶろく(濁酒)は日本酒の「にごり酒」と非常に似ていますが、定義上は日本酒から外れるお酒です。
どぶろくにはガツンと強いものもありますが、お米の味わいを楽しめるよう、甘口の低アル商品も多くみられます。
まるで甘酒やマッコリのような感覚で、ゴクゴク飲み進めてしまえるのが特徴です
★低アルとノンアルも揃うお酒通販★
●まとめ
一口に「ノンアル・低アル」といっても様々な種類や飲み方があります。
バリエーションが増えれば、飽きの来ない低アル・ノンアル生活を送ることが出来ます。
今は、単に健康志向で、またはお酒に強くない、飲めないために我慢して低アル・ノンアルを取り入れるのではなく、楽しく選べる時代です。
ご興味のある方が、この記事を少しでも参考にして頂ければ幸いです。
●SakeShop海琳堂より
SakeShop海琳堂では、
美味しいお酒、珍しいお酒、話題のお酒、可愛いお酒、受賞酒などなど、
誰もが楽しく選べる、日本酒をはじめとする上質なお酒を販売しています。
東京都江東区に実店舗(小売り、飲食)を持ち、
蔵元さんをお呼びして、イベントも度々開催しています。
日本酒はマニアだけのものではなく、
気軽にジャケ買いして、飲んで、楽しむものだと思っています。
また、ギフト・プレゼントにも向いている、みなさまに寄り添ったお酒であると感じています。
これからも色々な日本酒、日本ワイン、梅酒、リキュールなどをご紹介します。
「SakeShop海琳堂」を
どうぞよろしくお願いいたします。
WRITERこの記事を書いた人
エディター
家飲み編集部
お酒が大好きなライター、アーティスト、編集者、イベンター、フードジャーナリスト、リカーショップスタッフなどなど、お酒を愛して止まない「イエノミスタ」が結成した「家飲み編集部」。それぞれの家飲みの風景や、お酒のセレクト、おつまりレシピなどをご紹介します!... もっとみる
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