エディター
家飲み編集部
見た目と味わい
今回は広島県の今田酒造本店の「富久長 Regacy 0(レガシー ゼロ)」です。
見た目は、クリアーな淡い黄色で、少しとろみがあります。
干しアンズや干し草みたいな香り。香りは強くなく、上品に漂います。
そして、銀箔の貼られたボトル。ラベルは本物の銀箔で 1980年くらいに広島歴清社にて作られたヴィンテージの銀箔紙を使用しているのだそう。
味わいは甘く、ふくよかです。甘味の雰囲気は少しコクのある、黒砂糖みたいな「純」な甘さです。そして程よくキレがあります。
貴重なヴィンテージ酒で仕込んだ、「貴醸酒」の味わい
「貴醸酒(きじょうしゅ)」は、仕込みの際に水の代わりに日本酒を使用して造った日本酒です。
富久長Regacy0は、蔵内の冷蔵庫で長きに渡り保管されていた先代杜氏の保広清孝氏が醸した袋吊り、斗瓶どりの大吟醸を仕込み水の一部として使用しています。
貴重なお酒を使用しているんですね。
食事と一緒に楽しむ
普通、貴醸酒というとデザートワインのように食後酒として楽しむイメージが強いですが、このお酒は料理に合わせて飲む用に酒質設計しているのだそう。
・中トロのお刺身
鮪の脂の甘さにお酒の優しい甘さが溶け合って、食事とお酒の両方の美味しさを引き立てる組み合わせです。
・デザート①大福
和菓子と日本酒?と思うかもしれませんが、あんこの甘味とお酒の甘味の雰囲気が似ているので良く合います。
・デザート②パンプキンタルトの蜂蜜がけ
タルトの香ばしさとかぼちゃの優しい甘味に対して、蜂蜜の甘さがアクセントになっているデザートです。お酒の甘さが前面に出ず、両方の味わいを楽しめる組み合わせです。
(おすすめしたいお料理例)
ステーキ、白身魚のムニエル、ウニクリームパスタ、牡蠣のグラタン、レモンやハーブを使ったサラダ、カスタードプリン、焼き菓子
こんなシーンで
・バースデー
・昇進、合格祝い
・大きな仕事が終わったとき
・イベント(クリスマス、お正月)
・自分へのご褒美
「富久長 Regacy 0(レガシー ゼロ)」は限定生産品です。ひとつひとつ微妙に表情の違うボトルの銀箔の部分や、1本ごとに入っているシリアルナンバーも特別感がアップしますね。いつもより贅沢なお家飲みにいかがでしょうか。
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お酒が大好きなライター、アーティスト、編集者、イベンター、フードジャーナリスト、リカーショップスタッフなどなど、お酒を愛して止まない「イエノミスタ」が結成した「家飲み編集部」。それぞれの家飲みの風景や、お酒のセレクト、おつまりレシピなどをご紹介します!... もっとみる
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