「梅酒は甘いから飲まない?」甘くない大人の梅酒「BENICHU」をご存知ですか!

蔵元からの便り
「梅酒は甘いから飲まない?」甘くない大人の梅酒「BENICHU」をご存知ですか!
新屋 明

株式会社エコファームみかた 代表取締役

新屋 明

「梅酒は甘い」だけじゃない!甘くない梅酒の開発。

※株式会社エコファームみかたは2023年10月1日より「若狭三方ビバレッジ」へと社名を変更いたしました。

首都圏や県外への販路開拓を行うため、出張販売や百貨店での対面販売でPR活動も活発に行ってきた。その際、男性から、「梅酒は甘いから」と、試飲を拒否されることが多々あり、男性に提案できる「甘くない梅酒」を開発を考えるようになった。

梅酒から、糖分を抜くことは、一般的に考えないが、もともと梅酒づくりに固定概念がなかったため、無糖での梅酒づくりにチャレンジした。2年間の試行錯誤をしながら、ノンシュガー梅酒を仕上げたものの、酒市場に受け入れられるかどうか自信がなかったとき、ソムリエの友田晶子さんを地元商工会スタッフから紹介いただき、福井へ出張された移動中の合間に、テイスティングを依頼した。「これは面白い、イケます!」との言葉を即答いただき、すぐに、商品名とパッケージのデザインに取り掛かりました。

ラベルの「リップマーク」に隠されたネーミングヒストリー

商品名のBENICHUの「BENI」は、原料梅の紅映梅の「ベニ」からとっている。「CHU」は、アルコール度数の高めの焼酎などのお酒を連想される「チュー」からとった。ラベルに口紅(リップマーク)をデザインしているため、おやじ達の間では、「チュー(=kiss)」を連想すると、語る方も。

「第14回フェミナリーズ世界ワインコンクール2020」(@フランス)で、日本産リキュール部門「金」受賞!!

甘さの少ない(微糖)梅酒が、女性にも受け入れられることが証明されました。世界の女性のワイン専門家に認められた微糖梅酒。

希少品種の原料梅「紅映」

梅の表面が口紅を差したように赤く染まることから、紅映(べにさし)梅と名付けられた。アミノ酸成分が他品種より多く含まれ、酸味の中にうま味があります。また、果皮が非常に薄くデリケートな梅なので取り扱いが難しいのです。

梅の木、1本あたりの収穫高は、南高梅の1/3程度しかない収穫量の少ない品種でもある。そのように効率が悪くても、品質が良く京阪神エリアからのファンが多く、例年6月ごろになると、多くのリピーターが福井県の若狭の地を訪れます。そんな希少品種の梅を原料に使用して梅酒を製造しています。

「BENICHU20°」と大葉のモヒート

炭酸とBENICHU20°を1:1。ミントの代わりに紫蘇(大葉3枚程度)を千切りにして入れてモヒート風に。モヒートは通常ミントでつくりますが、大葉と梅の相性がぴったりなのはみなさんご存知ですよね。このレシピでは、手に入りやすい大葉を使用していますので、家飲みにもピッタリです。

甘くなく、梅の酸味がしっかりと効いていて、ウイスキーのような味わいの「BENICHU」と日本の夏には欠かせない身近な大葉を使用した、さっぱりと飽きがこない味わいのカクテルをぜひお楽しみください。

生春巻きなど、エスニック料理とも好相性。

紫蘇の爽やかな香りと梅の酸味が繊細な和食と組み合わせがお勧めですが、ハーブや野菜たっぷりのエスニック系の料理、たとえば生春巻きや、揚げ春巻きなどとも。

家飲みには、簡単おつまみ鯖缶、ツナ缶など、濃い味付けの缶詰とも相性か良いですよ。

株式会社エコファームみかた

2000年9月創立。梅酒事業を2002年からスタート、リキュール造りに関してはまだ、若い企業である。ファーム事業として自社梅園も持ち、自社や近隣の梅農家などの顔の見える梅を原料に使用して梅酒づくりをしている。梅酒製造工場は、2020年5月 HACCP認証(福井県版)

https://ienomi.tokyo/column/benichu-umeshu-2/

WRITERこの記事を書いた人

新屋 明

株式会社エコファームみかた 代表取締役

新屋 明

1970年 福井県生まれ。現在50歳。(童顔で24歳の長男と兄弟と間違われることがある。)
稼業で携わったわけでなく、地元の福井県若狭町の募集する新事業にUターン就職した、異業種、異色の経歴を持つ。
2002年、株式会社エコファームみかたが梅酒事業を開始した事業の立ち上げ当初より、梅酒づくり... もっとみる