【濃厚!】ヨーグルト酒 おすすめ比較★酒蔵が製造した本格派3種

飲んでみた!おすすめ日本酒レポート
【濃厚!】ヨーグルト酒 おすすめ比較★酒蔵が製造した本格派3種
家飲み編集部

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いま発酵食品がブームになっています。

その引き金は、コロナ禍により食の健康が取り沙汰されたこと。美味しいものを食して健康になれるなら、それにあやかりたいのは当然ですよね。

そこで注目されたのが発酵食品です!

納豆や味噌などのイメージが強い発酵食品ですが、お酒もれっきとした発酵食品。特に日本酒は栄養価が高く、必須アミノ酸の含有量は酒類のなかでもダントツ。

昔から「杜氏さんは肌が綺麗」と言われるように、健康面やアンチエイジングの面でも注目されているのが日本酒なんです。

そんな中、今回取り上げるのは【お酒×ヨーグルト】です。

栄養面は勿論、ヨーグルトのお酒は二日酔いになり難いという人もいます。
飲酒前のヨーグルトの摂取はアルコールの吸収を穏やかにすると言いますので、同じような効果があるのかもしれません。

醸造アルコールを使用した商品も含め、濃厚さが特徴のヨーグルト酒を3品比較、ご紹介します!

【ヨーグルトリキュールとは?】

ヨーグルト酒 / ヨーグルトリキュールは、その名の通りヨーグルトを使用したお酒です。

見た目が似ているのでマッコリと混同されがちですが、原材料も味わいも“全くの別物”
ものすごく簡単に説明すると、マッコリは“ヨーグルトっぽいお酒”であり、材料にヨーグルトは使用されていません。どちらかというと日本酒の「どぶろく」に近いお酒です。

ヨーグルト酒は日本酒とヨーグルトを絶妙な配合で調合し作られます。
材料の味や分量を細かく調整して、やっと完成するお酒です。

初心者向けのライトなお酒に見えて、職人の手間が凄くかかっている、奥深い商品なのです!

【お酒の紹介】

それでは、今回比較した3種類のヨーグルト酒をご紹介します。

① 極濃Yo-goo(ごくのう よぐー)

  • 内容量:500ml
  • 原材料:日本酒(国内製造)、ヨーグルト、果糖
  • アルコール度数:11度

極濃Yo-gooは、滋賀県北島酒造が製造した、海琳堂のオリジナルブランドです。
とろとろのヨーグルト酒「Yo-goo」の、より濃厚になったバージョンです。
滋賀の地酒で有名な北島酒造の日本酒と、同じく滋賀県の甲賀市にある「山田牧場」の生乳から造られたヨーグルトを使用しています。
濃厚なリキュール類ですが、普段日本酒などお酒自体あまり飲まない方は勿論、酒飲みの方でも美味しく感じられるのが特徴です。

② ヨーグル よーぐる

  • 内容量:720ml
  • 原材料:ヨーグルト(北海道産) 醸造アルコール、糖類、酸味料
  • アルコール度数:7度

ヨーグルよーぐるは、奈良県の北岡本店が製造するヨーグルトリキュールです。
北海道産の生乳を使用した人気商品を多数販売している「Bocca」さんのヨーグルトを使用。
日本酒ではなく醸造アルコールを使用した商品なので、お酒臭さを抑えつつ、ヨーグルトの濃厚さに負けないパワーを持っています。
ホルスタイン柄のラベルも可愛いですね。

③子宝 ヨー子(こだから よーこ)

  • 容量:720ml
  • 原材料:ヨーグルト、日本酒(純米大吟醸)、加糖、クエン酸
  • アルコール度数:6度

楯野川酒造の有名なヨーグルト酒『ヨー子』。純米大吟醸を使用して、まろやかな質感のヨーグルト酒に仕上がっています。
吟醸王国山形のスッキリとした日本酒をベースに、これまた山形県山麓の牧場から届いたヨーグルトを使用。甘味と酸味が絶妙なヨーグルトのお酒を製造しています。
「ヨー子」という名の女性のストーリーを作るなどコンセプトにも凝っており、ヨーグルト酒でありながら大人の雰囲気を醸し出しています。

以上3商品の比較をしていきたいと思います。

低アルコールが気になっている方には、微アル・ノンアルビールの比較記事がオススメ!

【ヨーグルトリキュール比較】

今回は濃厚ヨーグルトリキュールの比較を、
「甘味」「酸味」「濃厚度」「なめらかさ」「お酒度」
で行っていきます。

●甘味

甘味を比べてみると、「ヨーグルよーぐる」に軍配が上がります。口にした瞬間から余韻まで、奥深い甘みを感じます。
一方で「子宝ヨー子」も豊かな甘みがありますが、幾分か優しくバランスが取れています。
「極濃Yo-goo」はヨーグルトのこっくりとした甘みを感じます。後味が意外にスッキリとしているのが印象的です。

●酸味

「子宝ヨー子」にはクエン酸が入っており、マッコリを飲んだときのような心地よい酸味が感じられます。
「極濃Yo-goo」は酸味が抑えられた印象。日本酒のキリっとしたところが少し感じられます。
「ヨーグルよーぐる」もヨー子同様、酸味料が添加されていますが、トロっとした甘みの方が立っていて酸味はあまり感じませんでした。
いずれにしても、酸っぱさに関しては全商品緩やかです。

●濃厚度

濃厚ヨーグルト酒のYo-gooから更に濃厚になった「極濃Yo-goo」。飲み応え抜群の濃厚さが感じられます。
とろとろで口いっぱいに広がる旨味は、一般的なヨーグルトのお酒とはちょっと異質なイメージがあります。炭酸などで割っても薄いという感じはせず、美味しいヨーグルト酒として風味を楽しめます。
他のお酒も濃厚ですが、同じ濃厚さでも、口当たりなどそれぞれに個性を感じました。

●なめらかさ

「子宝ヨー子」は独特の滑らかな口当たりが特徴的です。マイルド系の味わいが好きなら、ヨー子の滑らかさは好きになること間違いなし。
極濃yo-gooはもう少しコクがある印象。スルスル飲めるというよりは、一口一口の飲み応えに特化しているお酒です。

●お酒度

「極濃Yo-goo」は、アルコール度数11度と一般的なヨーグルトリキュールと比べても度数の高いお酒です。
スッキリした日本酒がベースであることと、上質なヨーグルトをたっぷり使っていることで、ヨーグルトの美味しさを損ねず、しっかりとお酒の風味を表現しています。
ジュースで割っても美味しいお酒として楽しめるお酒です。

ヨーグルトドリンクに合うおつまみの記事はこちら!

【まとめ】

一口にヨーグルト酒と言っても、それぞれに特徴がありました。


今回ご紹介した3種類のヨーグルトリキュールも「どれが良い」というよりは、それぞれの長所があり、それを捉えることでより美味しく頂ける、という印象です。

普段お酒を飲まなくても、ストレートに美味しさが感じられるのがヨーグルトリキュールの良いところ。
あまり深く考えず、とりあえず飲んでみるのが良さそうです。

https://ienomi.tokyo/column/yogurtliqueur/

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お酒が大好きなライター、アーティスト、編集者、イベンター、フードジャーナリスト、リカーショップスタッフなどなど、お酒を愛して止まない「イエノミスタ」が結成した「家飲み編集部」。それぞれの家飲みの風景や、お酒のセレクト、おつまりレシピなどをご紹介します!... もっとみる