「長く久しく愛される酒 長久」を超える酒を目指す「超久」
わたしの家飲みスタイル料理教室「吉祥の食卓」主宰
相原 美穂子
純米吟醸「超久」和歌山県産山田錦2016
「超久」のご紹介
和歌山県海南市にある中野BC株式会社。地元和歌山で「長く久しく愛される酒でありたい」という想いから名付けられた銘酒「長久」。その長久を超える酒を目指し醸されたものが「超久」。今回ご紹介するのは、「純米吟醸 超久 和歌山県産 山田錦 2016」です。和歌山の農家が育てた和歌山県産山田錦を全量使用し、和歌山のお酒らしい、ふっくらとしたふくみのあるマイルドなお酒です
オススメの飲み方
「超久」は無ろ過生原酒です。生原酒を-5度の氷室貯蔵庫でじっくり熟成させているので、冷や(5℃)がオススメ。フレッシュ感を保ちつつ米の旨味を楽しんでください。
和食では筑前煮や塩辛、洋食ではクリームシチューやローストビーフなど旨味・塩味がしっかりしたものがよいとよく合います。
味だけではないペアリングの楽しみ方
お酒とお料理をよりおいしく味わうためのペアリング。味の濃淡や香り、温度などと合わせる事がポイントですが、私がよくするのが、蔵元のある地方・地域の特産物などとペアリング。お酒に必要な米を育てる土、そして水、空気は、同じくその土地の農産物も育てます。
「地産地消」なんて言葉がなかった時代から、代々共に飲まれ食されてきたものであれば、相性がよいはず。その土地に思いを馳せながらのペアリングはよりおいしく楽しいお酒になります。
家飲みにおすすめのおつまみレシピのご紹介
このペアリングを使ったおつまみを2つご紹介します。
1つ目は、和歌山と言えば「南高梅」でも有名な梅の産地。その梅を使った「いわしの梅煮」。
2つ目は、今が旬の柿を使った「柿と春菊のサラダ」。和歌山県は柿の収穫量日本一。旬と特産物のかけ算は、お酒とおつまみを何倍にもおいしくしてくれます。
・材料
いわし2尾
梅干2個
生姜薄切り2~3枚
酒・水 各100cc
しょうゆ・みりん 各大さじ2
・作り方
①いわしは頭を落とし、腹を斜めに切り内臓を取る。尾は切る。水で洗い(特に腹、血や黒い膜)水気を拭く。
②鍋に酒、水、しょうゆ、みりん、梅干、生姜薄切りを入れ中火にかけ、沸いたら火を若干弱くし落し蓋をして7~8分煮る。
Aいわしの梅煮
B柿と春菊のサラダ
・材料
柿1/2個
春菊 1/3束
ゆず胡椒、しょうゆ 各小さじ1/2
オリーブオイル 小さじ2
・作り方
①春菊は葉だけを食べやすい大きさにちぎり洗って水気をふく。柿は皮をむき薄切りにする。
②ボウルにゆず胡椒、しょうゆ、オリーブオイルを入れ混ぜ合わせる
③②に柿を入れ和えなじませ、次に春菊を加え和える。
どちらも簡単に作れるおつまみです、秋の夜長をお楽しみください。
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料理教室「吉祥の食卓」主宰
相原 美穂子
消費財メーカー勤務後、子供料理教室企画運営職を経て、エコール辻東京・日本料理マスターカレッジ入学。卒業後、2012年より自宅にて日本料理を中心とした家庭料理を伝える料理教室「吉祥の食卓」を主宰。
食品メーカーや消費財メーカーのHPや情報サイトへのメニュー提案、レシピ提供、撮影協力他、住宅機器メーカーでの出... もっとみる
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