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家飲み編集部
- 珍しい日本酒が好きなかた
- 高知県のお酒が好きなかた
- 宇宙や深海が好きなかた
- プレゼントする日本酒を探しているかた
※2023年度入荷しました!
2021年はTwitterで話題の企業家前澤友作さんを始め、国内外で著名人が宇宙に飛び立った「宇宙の年」でした。
2022年もその波は止まず、ますます宇宙熱は高まっています。
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ところで、日本酒の酵母も宇宙に飛び立っていたことはご存知でしょうか?
しかもそれにとどまらず、深海の旅も経験していたことを…。
その日本酒酵母が旅した「宇宙」と「深海」。その高低差は406キロメートルにもなります。
人間でも、この2つを経験した人は非常に少ないです。
(米、キャサリン・サリバンさんは宇宙とマリアナ海溝を経験しているそうです)
宇宙と深海は、いつでも人間のロマンであり続けました。
もしくは、どちらか一方だけでも、興味や憧れはあるものです。
そんなロマンを、1本の日本酒で(少しだけ)体感できるとしたら…とても気になりますよね!
ということで今回は、高知県にある有光酒造場のお酒
「安芸虎 深海の宇宙(しんかいのそら)」
を例にとり、宇宙深海酒についてご紹介いたします。
2023年 宇宙深海酒 深海の宇宙 純米大吟醸
●宇宙酵母とは?
2005年10月1日にロシアからロケット「ソユーズ」が打ち上げられました。
そのソユーズに乗り、一緒に宇宙を旅したのが高知県の日本酒酵母です。
その後宇宙ステーションに滞在し、生き延び、育ったのが、通称「宇宙酵母」。
当時、宇宙酵母と、酵母を使用した日本酒は話題を集めました。
宇宙酵母はその後も途絶えることなく培養され、現在に至ります。
●宇宙深海酵母
そして今度は2021年、一度宇宙へ行った酵母が深海へ潜ります!
海洋調査船と共に、深さ約6000メートルの深海へ。
600気圧という過酷な環境を4か月間耐え抜いた一部の酵母が、晴れて通称「宇宙深海酵母」となりました。
ただ海に潜り、出てきたという簡単な話ではありません。
深海へ潜ることは、強力な水圧との戦いでもあり、生存率がとても低いのです。
実際、2019年の挑戦では全滅を味わいました…。
そこでもう一度酵母を鍛え直し、2021年の再挑戦で深海を生き抜いたわずかな酵母だけが「宇宙深海酵母」となれたのです。
つまり宇宙深海酵母は、選び抜かれた強靭な酵母でもあるんです。
●宇宙深海酒の条件
高知県の宇宙・深海の関する英知と情熱。日本酒愛の結晶である「深海宇宙酵母」を使って醸されたのが「深海宇宙酒」です。
しかし正式に深海宇宙酒とされるには、宇宙を旅した種もみから増やした酒米「吟の夢」「風鳴子」のいずれかを使う必要があります。
有光酒造はこれまでも「吟の夢」で上質な日本酒を醸しており、この大吟醸『深海の宇宙(しんかいのそら)』も、宇宙を旅した吟の夢が100%使用されています。
なんとも宇宙にこだわりのあるお酒なんです。
●宇宙深海酒『深海の宇宙(しんかいのそら)』
このように、深海の宇宙は日本酒に関わる方々の大きな夢、情熱によって誕生しました。
それはただ単に「生存率わずか3億分の1の中から酵母を培養して醸された珍しい日本酒」というだけではなく、
不思議と通常よりもフルーティーなお酒になるという特徴があるようです。
ロマンと味わいの両面に秀でた日本酒は、冬の澄み切った夜空を眺めながら嗜むと格別です。
こんなお酒が意外と安価に購入できるのはなんとも嬉しいですね。
関わる全ての方々の努力の賜物であることは間違いありません。
《商品スペック》
アルコール分 | 15% |
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
精米歩合 | 50% |
使用酵母 | 宇宙深海酵母 AA-41 |
使用米 | 宇宙旅行米 「吟の夢」 |
●酒蔵 有光酒造場について
「深海の宇宙」を製造する『有光酒造場(ありみつしゅぞうじょう)』は、明治36年に創業した、高知県安芸市にある酒蔵です。
端麗辛口の日本酒が多い高知県にあって、清流「赤野川」近くの井戸水を使用した、柔らかく優しい日本酒を醸しています。
高知県でも最も小さな酒蔵ですが、小さいからこそ可能な、昔ながらの手作り製法が各所で大変な人気です。
伝統と人間の技術を使用し手間ひまかけたお酒は、フランスの日本酒コンテスト『KuraMaster』で金賞・プラチナ賞を受賞するほど国内外で評価されています。
●通販に関して
有光酒造場『深海の宇宙』はSakeShop海琳堂でご購入いただけます。
※在庫により品切れの場合がございます
「宇宙深海酒」及び『深海の宇宙(しんかいのそら)』をご紹介しました。
日本酒は神秘のお酒です。
宇宙と深海の
皆様も宇宙深海酒で、神秘の世界に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
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お酒が大好きなライター、アーティスト、編集者、イベンター、フードジャーナリスト、リカーショップスタッフなどなど、お酒を愛して止まない「イエノミスタ」が結成した「家飲み編集部」。それぞれの家飲みの風景や、お酒のセレクト、おつまりレシピなどをご紹介します!... もっとみる
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